エファージュを隠れ蓑にした親

今日はハイキングか、何処へ行くんだろう。「エファージュ持った?」なぜ?いや、使わねーと思うけど…。つーか、私おばさんやけどね、流石に化粧品を持っては…。

「エファージュを使わぬ?」そりゃ外なら不要よ。「残念、折角持ち歩きように一本買ってきたのに」マジ?余計に出費をじゃん。本当、一言相談頂戴よ!

「そう言われても、流石に60代いくとさぁ。ほら、母さんもきつくて」何が?ボケ?

「色々よ。腰や頭等々…。とにかく!エファージュ、一本位!親からの頼みと思え」どう考えろと?絶対無理。エファージュは。

「馬鹿にしてる?」あー。ちょっと話やめ。少し疲れたよ。「ごめん。無理ばかり押しつけ」自覚はあんだね。「勿論。そこまで馬鹿じゃねーよ?」

けど、今日は強引とゆうか、変よ。まるで人が変わった感じ。「そう?いつも通りの筈やったけど、ちょっち熱が」

はぁ、嘘よね?変な嘘はやめ。本当は隠し事?「べ、別に。違います」すげぇわざとくせー演技。